2020年7月10日
6月定例会も無事に終わりました。コロナウイルス感染症に対する第2波、第3波も心配されるなか、県境を超える活動も解除されました。まだまだ予断を許ないと思いますが、今定例会でも補正予算を含めコロナ対策が多く目につきました。また委員会も新体制となりこの度、文教福祉委員会の副委員長に任命されました。今定例会において補正予算として計上されたものの中から皆さまに関係のありそうなものをピックアップしてみました。
下水道条例が一部改正されました。7月から値上げが予定されていた下水道料金ですがコロナの影響を考慮し改定時期が延期されました。実質令和3年の集金からになります。
秩父市は新型コロナ感染症対策予算第二弾として6月定例会に一般会計補正予算を追加議案として提出し、可決されました。
◇雇用確保推進奨励事業 (商工課)
市民の雇用を確保するため「雇用調整助成金」を利用した事業者に一律10万円の奨励金を支給する。
◇緊急特別融資利用者支援事業 (企業支援センター)
中小事業者向けに5月に新設した「緊急特別融資」の利子相当額を支援することで融資の利用を促進し、倒産や廃業の抑止を図る。100万円の融資の場合5万円、50万~100万円未満の融資の場合2.5万円の一時金を支給する。5月1日まで遡って適用。
◇観光・宿泊施設等利用促進事業 (観光課)
コロナ禍で落ち込んだ観光客を秩父地域に呼び戻すため、宿泊や観光施設等で使用できるクーポン等を配布する。
◇子育て学校給食支援事業 (こども課)
子育て世帯への生活支援として7月~2月の給食費を全額補助。園児は対象外。私立も可
◇ひとり親世帯等への臨時特別給付金事業 (こども課)
国の第2次補正予算に計上された事業で児童扶養手当給付世帯やコロナ禍で収入が大きく減少したひとり親世帯等へ臨時特別給付金を支給する。
◇お出かけ楽々バス利用券交付事業 (市民生活課)
高齢者に補助している西武観光バス回数券購入に対する補助の上限を年2回から4回に引き上げる。
◇高校生等通学定期券購入費助成事業 (市民生活課)
電車(秩父鉄道・西部鉄道)・バス(西部観光バス)で通学する高校生等の定期券購入費への補助上限を倍額とする。既に購入している方は次回から、その差額分を支給。
◇学習指導員の増員 (学校教育課)
臨時休校に伴う学習の遅れを取り戻すため、学習指導員を34人、スクール・サポート・スタッフを13人増員して子どもの学びの保障をサポートする。8月から3月までの勤務。
◇住居確保給付金 (社会福祉課)
生活困窮者自立支援法に基づき、休業・離職・廃業等による収入減少で住居を失う恐れが生じている方に支給。平成27年の2件を最後に申請がなかったがコロナ禍により申請者が増加しているため。
◇感染予防用品配布事業 (保険センター)
新型コロナ感染症の第2波に備えて、感染予防用品(体温計・消毒液500㎖・マスク50枚入り1箱)を市が一括調達して市内全世帯に配布する。配布時期は第2波に備えて秋から冬にかけて配布予定。
◇小中学校パソコン整備事業 (学校教育課)
既に予算化しているタブレット端末導入に加え、自宅からのオンライン学習を可能にする通信環境を整備する。整備にあたってはICTに知見を有するGIGAスクール・サポーターを任用する。通信設備を持たない家庭に関してはUSB型を貸し出し援助。
◇サーモグラフィ等の導入 (地域医療対策課・学校教育課)
健康診断会場や学校等にサーモグラフィ等を導入し、入室前の体温チェックをおこない感染拡大を防止する。大規模校に3台、健康診断用に2台予定。
新型コロナ感染防止の措置を講じる小規模事業者を対象に一律5万円(1000事業所)の奨励金を支給する。この項目については清流クラブから市長に要望書を手交したことが実現したと自負しております。
◇避難所内感染予防品の購入 (危機管理課)
災害時に避難所での感染拡大防止を図るため、間仕切りテント200張り(既に300張り購入済なので計500張り。1張り2人用なので1000人分)、消毒用品を購入する。
◇私立保育施設における感染防止対策費用の助成 (こども課)
私立保育園、認定子ども園等がマスクや消毒液等の購入等、感染防止対策に要する費用について、50万円を上限に補助する。
◇図書館消毒器の導入 (秩父図書館)
市立図書館の利用者が安心して図書を利用できるよう図書消毒器を導入する。
◇公共施設における感染防止対策 (管財課ほか)
公共施設(市庁舎・老人介護施設・保育所・公民館等)に消毒液や空気清浄機、飛沫防止シールド等を増設し、感染拡大を防止する。
続いて6月定例会において一般質問をしましたので、ご報告します。
経営基盤の弱い中小企業を中心に解雇、雇い止めが相次いでおり内訳としてはホテルや旅館、観光バス、タクシー運転手など観光に関連した分野や自治体からの要請を受けて休業が相次いだ飲食店でありました。県内では企業などから採用の内定を取り消されたり解雇されたりした人を対象に任期付き職員として雇用する自治体が相次いでおります。
まだまだ予断を許さない新型コロナウイルス感染症の拡大。みんなで力を合わせて乗り越えましょう。